吉本集の個人ブログ
Web制作の技術について書いています。たまに日記も書きます。

納品することが仕事なんです。

2014年6月22日 / category : 日記

「ちょいと仕事が忙しく、・・・」
前回のブログの冒頭です。そして、現在、「ちょいと」どころではなく、忙しくさせていただいています。
1日8時間の労働を100%とすると、おそらく180%はパソコンの前にいます。
その他の時間は、飯の時間と、睡眠時間と・・・、そして、ワールドカップを見る時間です。
こんな忙しい時期に、ワールドカップ・・・罪です。

6月~8月まではなかなか忙しい感じになりそうです。
6月末に現在進めている執筆の初稿出しの予定だったのですが、担当者さまに謝らなければいけない状態です。

以前、会社挨拶に行ったときに、こんなことを聞かれました。

「1人でやっていると情報収集大変じゃないですか?」

「はい、、、、大変です・・・」
と、下を向いて答えた記憶があります。

僕の知っている方々は、僕なんかより情報収集がうまくて、新しいサービス、流行りだそうとしている技術の情報や、便利なツールなどなど、知識がすごくて、頭が上がりません。
フリーランスで活動している人にとって「情報収集」というのはすごく大事で「新しいことを知っているかどうか」で活動にも大きく影響が出てくるとは思います。

ただ、それは「大事なこと」であって、それが「仕事」ではないんです。

web制作の実装を担当している人にとって仕事とは何か。
それは、納品することです。

ちょうどいまワールドカップをやっているので、例えますが、
ストライカーの仕事は、綺麗なシュートを打つのが仕事なのではなく、ゴールを決めることが仕事なんです。

僕らは、新しい知識を身につけることや、スキル向上に精進することが仕事ではないんです。
納品することが仕事なんです。

そして、納品して初めて評価を受けます。
「だめだった」「よかった」「やり難かった」「たま頼みたいと思った」などなど。

「よかった」「やりやすかった」「たま頼みたいと思った」
と、評価を受けるためには、どうしたらよいか。

まず、大前提としてスキル。
スキルがなければ、話になりませんし、そもそも仕事がきません。
なので、技術者である限り、常にスキル向上に精進するというのは、必要なことです。

次に、どういうスタンスで仕事をするか。
僕はこれが一番大事なことだと思っています。
自分はこうだから、というスタンスではなく、相手がこうだから、自分もこうします。
というスタンスが良い関係を築けると思います。

そして、自分が案件に対してどういう立場に立つか。
レスポンシブサイトが流行りだして、1~2年が経つと思いますが、おそらくレスポンシブサイトの設計をどうしたらよいか未だに頭を抱えるディレクターさんは多いと思います。
僕はレスポンシブサイトは技術的な問題が多く絡んでくるので、設計段階からマークアップエンジニアを参加させるべきだと思っているのですが、工程の分業によりなかなか難しいケースが多いです。
特に、コーディングに関しては、外部に・・・というケースが多いため、設計ができた段階で相談がくることが多いです、そして、やはり設計に問題がある案件が少なくないです。
そういう案件の場合、「できません」「ご指示ください」という返しでは、ディレクターさんも困るはずです。
やはりそこは、技術者の意見から、提案すべきなのです。

また、細かいところまで全て技術者に指示できるディレクターは多くないはずです。
これは仕方のないことだと思っています。ディレクターの仕事はそこではなく、案件管理・進行なので、技術的なところまで求めるのは少々無理があります。
技術的なところは、むしろ、こちらで補佐しなければいけません。
そういう立ち位置に立とうとするかどうかが、大事なところです。

ディレクターが20%の指示しかしなかった場合、80%の指示を求めるのか。
50%はこっちで提案して、残り30%の指示を求めるのか。

僕がフリーランスをやっていた頃、メールの文章自体がおかしいことになっている状態で指示をしてくるディレクターさんがいました。
それも、1回とかではなく、それがいつもの感じで。
おそらく、僕はそのディレクターさんに鍛えられました。
まず、この文章は「何を言いたいのか」を理解するところからスタートするわけです。

と、余談はよいとして、
相手に信頼を得るよう納品するためには、スキルだけではダメなんです。
でも、スキルがないと良い納品物は作れません。
良い納品物を作れるスキルを身に着けるためには、情報収集も大事です。
なので、フリーランスが1人で納品するには、いろんな要素が必要なんです。大変なんです。

「はい、、、、大変です・・・」
と、下を向いて答えた時、そんな思いが駆け巡ったんです。
色々大変なんです。

でも、好きな仕事だから、嫌いじゃないんです。大変なのが気持ち良くもあるんです。
たぶん、他のフリーランスの方も、同じかと。